沿革

QRECは、本学において、新たな価値創造に対するチャレンジ精神を育むアントレプレナーシップ教育や、研究や技術の社会での活用方法を学ぶMOT(技術 経営)教育等に対する、組織的取り組みの必要性が高まってきたことを背景に、本学卒業後渡米し大成功をおさめたロバート・ファン博士の百周年記念寄付を契機として2010年12月1日に設立されました。
本センターは、ベンチャービジネスの萌芽たる研究開発の支援中心であった、ベンチャー・ビジネス・ラボラトリーを発展的に改組・再構築して設立されたものですが、ファン博士の寄付の背景には、チャレンジ精神の涵養やグローバル意識の醸成等を目的に、同氏の支援により2006年から毎年開講され大きな成果を上げている米国シリコンバレーでのアントレプレナーシップ・プログラム(QREP)の存在があります。本センターは、QREPの成果・精神をより多くの学生に提供する本格的教育・研究センターとしての任を担っています。

ベンチャービジネス・ラボラトリーについて

QRECの前身たる九州大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー(VBL)は1995年度政府予算「大学院を中心とした独創的研究開発推進経費」により設 置され、1996年 4月に活動開始しました。独創的な先端・学際研究を行うとともに、ベンチャー精神に富んだ人材育成を行う研究プロジェクトを推進することを目的としていま した。
研究と同時に、起業家人材の育成に向け、九大VBLでは文理融合の各種教育プログラムや学生・院生向けの実践型研究助成プロジェクト、ベンチャー交流サロ ン事業などを繰りひろげました。すなわち九州大学の産学連携推進体制の一翼を担いつつ、大学発ベンチャー起業支援等にも本格的に取り組んだのです。
下記にVBLの行ってきた主要な活動につき記します。

●教育活動・研究支援

九州大学VBLではベンチャー精神をもった優れた人材を育成するために様々な教育活動をおこなってきました。これらはQRECのプロジェクト、プログラム として引き続き行なってまいります。

チャレンジ&クリエイション(C&C)(学生プロジェクト支援)

院生や学生に対し,自分の頭で考える面白さと創造性発揮の喜びを実感できるような機会を提供していくために、総長裁量経費の助成をうけた全学プロジェクト として実施しています。「自由研究」「事業構想研究」「企画テーマ」等に区分してプロジェクトを公募し、優れた成果をあげたものは総長賞を授与します。こ のC&CはQRECにおける重要な事業として継続することになりました。

起業家セミナー

ベンチャー企業や新産業の創出のためには、シーズを生み出す研究活動とあわせ、新しいことへの挑戦を促す起業家教育、マネジメント能力をもった人材育成が 必要です。九大VBLでは、文理融合型の起業家育成プログラムとして、例年、オムニバス形式の「起業家セミナー」を企画・開催しています。この起業家セミ ナーは「アントレプレナーシップセミナー」として、QRECのカリキュラムの中に組み込まれることになりました。

アカデミック・チャレンジ(AC)(学生研究支援)

将来のイノベーションに繋がる萌芽的な研究を促進するために学生が自らの発想で学術研究に向き合い、独創性、柔軟性を発揮できる機会を提供します。
九州大学全学事業として実施します。文系・理系・芸術系を問いません。留学生もぜひ応募して下さい。学生自らが研究計画を企画し、必要な資金を手当てし、 実際の研究を行う、この一連の実践を通じて学生個々が「研究マネジメント」を習得することを狙いとしています。 このACはQRECにおける重要な事業として継続することになりました。

学内共通施設使用

九州大学の研究者(教員、ポスドク、研究生、学生)、またはその研究成果をもとに起業を目指す者、起こされた企業を対象に、産学連携棟I(旧VBL棟)の 学内共通施設を提供しています。この業務もQRECに引き継ぐことになりました。

技術マネジメント交流会

九州大学のなかで、現役学生、OB、教員、起業家、支援者等が自由に交流できるサロンとして開催してきました。起業家をめざす若者が交流し、連携し、触発 しあうことのできる足場づくりをめざしました。(※IMAQ知的財産本部との共催。)この交流会については、別の形で趣旨を受け継いでゆくことにしていま す。

研究員支援

産業化を前提とする若手研究者や、研究成果の産業実用化を目指す人材を、海外との人材交流も含む形で、育成・助成してきました。QRECにおいてもアント レプレナーシップの趣旨をより強化し、若手研究者人材等の海外との交流を促進します。

 

九州大学 ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター
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