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【報告】2012年度アジアラウンドテーブル/QREP成果報告会

2013年3月3日~10日まで1週間の米国・シリコンバレー現地講習、帰国後の3月21日には最終報告会(QRECセミナー“アジア・ラウンドテーブル”と併催)が行われ、QREP2012の全てのプログラムが無事に終了しました。また、本年度は、九州大学開学記念式典にてQREP2012の発表を行いました。

■QREPとは

”九州大学/ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・プログラム“、通称QREPは、米国シリコンバレーに1週間滞在し、多彩な現地講師らによる講義や、企業訪問、スタンフォード大学の学生との交流を通じて、自らのキャリア形成を考え、チャレンジ精神を高める機会を提供することを目的に、2005年度から毎年開催されています。

 

2012年度は3月3日~10日まで現地講習が行われました。2012年度の参加者は、工学部、芸術工学部・府、システム情報科学府、総合理工学府、歯学部、農学部、生物資源環境科学府、教育学部、法学部、経済学部、ビジネススクール、社会人と1の学部、学府より学生が参加し、年齢も大学1年生から社会人までと多岐に渡りました。また、提携校である早稲田大学からも学生が参加し、より幅広いメンバーで構成されました。

1週間のプログラムは、九州大学カリフォルニアオフィスの松尾所長より“このプログラムで何を学ぶか“という講義から始まり、国際キャリア論、起業論・起業家精神論、グローバルビジネス環境論、ソーシャル・アントレプレナーシップ論、人材論・グローバルキャリア論、VC論と様々なテーマで、複数の講師の方にお越し頂き、講義形式からパネルディスカッションや夕食時にお話を聞く機会もありました。また、最終日には、昨年度同様、米国で起業家し、QREC設立の契機を作って頂いた九州大学OBのロバート・ファン氏も駆けつけ、参加学生へエールを送って下さいました。1日のスケジュールが終了後も直接テーブルに座った方と議論をしたり、課題やスタンフォード大学の学生との英語でのグループディスカッションの準備などで夜遅くまで議論をして、みっちりと組まれたスケジュールをこなしました。

また、本年度は、現地企業訪問として、Oracle、Google、インキュベーション施設のPlug&Play、IDEO、スタンフォード大学を訪問しました。スタンフォード大学との英語によるディスカッションテーマは、「日本の良さをアピールし競争力を高め、更には日本のイメージ向上の為、どのようなサービスや製品、ビジネスを創造し外国人に提供すべきか」でした。各チームは、練習の成果を発揮して、苦労しながらも、ディスカッションし、終了後の、ピザパーティでは、更に親しく交流を深めました。企業訪問では、開放的なオフィスやそこで働いているオープンな人々からお話を聞いたり、シリコンバレーの青空の下、沢山の話の中から、いろいろなことを感じて、吸収していました。

 

3月21日には、QREP最終報告会(アジア・ラウンドテーブルと併催)が開催されました。

テーマは、「東北発、地域再生・創生の試み」−九州が震災被災地の復興・地域活性化活動に学ぶこと−、QREP参加者は、個人の成果発表と、グループ課題発表として、ーシリコンバレーに学ぶ九州発日本活性化プランーというテーマで、ビジネスプランを発表しました。シリコンバレーで吸収した知識を活かした沢山のアイデアが詰まっており、東北からお越し頂いた講師の方々よりいろいろなアドバイスや質問を頂きました。

 

本年度は、毎年5月に開催される九州大学開学式典の中で、QREP報告を行いました。

総長を初め、理事、名誉教授となられた方や関係者の方に、QREPの概要、参加後どのような変化があったか、今後、どのような道に進みたいかを発表しました。発表後は、学内の様々なところからお褒めの言葉や好評な評価を頂き、学生の成長を見ることが出来、QREP2012の集大成となりました。

QREPは、九州・日本では会えない人々との交流や米国で活躍する豪華な講師陣からの講義だけでなく、普段交流のない他学部や他大学からの参加学生との交流があることも大きな特徴です。来年も沢山の応募を期待しています。