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研究プロジェクトについて

九州大学ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター(QREC)では、諸藤周平氏からのご寄附により、アントレプレナーシップ教育の基礎となる、起業意思-行動の間の接続及び教授法やクラス運営を含む教育そのものとの関連性に関する7年間の研究プロジェクトを立ち上げました。
プロジェクトの立ち上げと並行して今後、アントレプレナーシップ教育に関する研究誌発刊とシンポジウム開催を毎年実施する方向で計画中です。

このプロジェクトは、アントレプレナーシップ教育が起業意思と行動に与える影響を調査することに焦点を当てており、特に効果的な教授法とフィードバックに重点を置いてアントレプレナーシップ教育プログラムを向上させることを目指しています。

このプロジェクトでは、以下の研究を実施する予定です。

メインリサーチ

① 起業意思に関する研究

重点分野

学生の起業意思、メタ認知

アントレプレナーシップ教育が学生の起業意思やメタ認知-metacognition(自分の思考について考えること)の発達にどのような影響を与えるかを理解することに焦点を当てています。また、教育と学生の起業に対するマインドセットの関係を探ることを目的としています。

サブリサーチ

② プロセスの研究

重点分野

学習プロセス、観察研究

アントレプレナーシップ教育への介入によって生じる変化の根本的な理由を探ることを目的としています。
アントレプレナーシップ教育が、学生の態度、信念、行動に影響を与える、メカニズムやプロセスの特定を目的としています。

③ 行動に関する研究

重点分野

卒業生の活動をフォローアップ

アントレプレナーシップ教育の効果が学生時代を超えて行動に影響を与えるかどうかを調査することに焦点を当てています。
卒業生の活動をフォローアップすることで、アントレプレナーシップに基づく行動に与える長期的な影響を評価し、最も大きな影響力を持つプログラムの種類を特定することを目的としています。

④ チームに関する研究

重点分野

チーム行動

個人の行動ではなく、新規事業創出プロセスにおけるチームの行動を調査することに重点を置いています。
この研究の目的は、チームがどのように協力し、意思決定を行い、新しいベンチャーを始める際に関連する課題をどう乗り越えるか理解することを目指します。