【開催案内】東京大学i.school/QREC連携ソーシャル・アントレプレナーシップ/ワークショップ「自分ごとから始まるソーシャル・イノベーションのデザイン」 -アイスランドの事例から東日本大震災まで-
「自分ごとから始まるソーシャル・イノベーションのデザイン」 -アイスランドの事例から東日本大震災まで-
この度QRECは、東京大学イノベーションスクール(通称:東大i.school*)と連携し、ソーシャル・アントレプレナーシップに関するワークショップを開催することになりました。
社会貢献、社会的な価値創造に取り組むことに意欲を持つ学生たちは多いのですが、その方法や考え方についての知識や経験不足のため、新たな目標を自ら企画創造(デザイン)することに悩む状況が存在します。このワークショップは、ロジカルかつクリエイティブで総合的な人材育成を目指すイノベーション教育で今脚光を浴びる、東大i.schoolの協力を得て実施されるものです。土曜日のほぼ1日をかけてのワークショップになりますが、少人数のグループによるディスカッションと体験型イベントです。新たな発想とその手法を求める学生の参加をお待ちしています。
※東大i.school ホームページ http://ischool.t.u-tokyo.ac.jp/#home
2012年2月8日
国立大学法人 九州大学 ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター
センター長 谷川 徹
概要
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QRECソーシャル・アントレプレナーシップ/ワークショップ
(主催:九州大学ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター、共催:東京大学
i.school、後援:九州大学芸術工学研究院デザインストラテジー部門平井康之研究室)
1.日 時:平成24年2月25日(土)10:00~18:00
2.場 所:九州大学箱崎キャンパス産学連携棟Ⅰ(旧VBL棟)2Fシリコンバレールーム
(福岡市東区箱崎6-10-1)下記URL地図の⑱番
http://www.kyushu-u.ac.jp/map/campusmap/hakozaki/hakozaki.html
3.テーマ:「自分ごとから始まるソーシャル・イノベーションのデザイン」
-アイスランドの事例から東日本大震災まで-
4.次 第:
10:00~10:10 主催者挨拶並びに講師紹介
谷川徹(九州大学産学連携センター教授/QREC長)
10:10~10:30 趣旨説明
田村大氏(i.school ディクレクター、博報堂イノラボ上席研究員)
10:30~12:00 イントロダクション、アイスブレーキング(ワークショップ開始)
横田幸信氏(i.school アシスタント・ディレクター、i.lab CEO、Motivation Maker MD)
12:00-13:00 ランチ
13:00-14:30 エスノグラフィックリサーチ成果の報告・共有、課題設定
沼田逸平氏(i.school TA、東大B2、文化人類学専攻)
14:30-15:30 アイデア発想の方法論紹介、アイデア創出(横田氏)
15:30-16:30 プレゼンテーションの方法論紹介、プレゼン準備
遠藤友里恵(i.school TA、i.school 2011修了生、東大M1、都市計画専攻)
16:30-17:30 成果発表会(司会:横田氏)
17:30-18:00 総括(司会:横田氏)
(午後の休憩は適宜司会より指示します)
18:00-19:00 交流会
5.参 加 費:無料
6.定 員:先着25名(対象:九州大学在学生。但し定員に余裕あるときは他大学生も可能です。また学生以外に見学者を10名まで受け入れます。
7.【定員に達しましたので参加受付を締め切りました。】申し込み方法:参加ご希望のかたは、2月23日(木)17時までに、こちらの申込フォームよりからお申し込みください。
8.問い合せ先: 九州大学ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター(QREC)
担当: 山田
(お問合せEmail) support@qrec.kyushu-u.ac.jp
(連絡先:Tel)092-642-4013
9.その他:交流会(参加費¥1500)参加希望者は申込フォームにチェックを入れてください。
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東京大学i.schoolからのメッセージ
ソーシャル・イノベーションは、洗練された専門能力や体験、動機、経歴を持った限られた人たちだけが成し遂げられると皆さんは思っていませんか?実は、私たちがそうした洗練された専門家ではないとしても、身近な生活の変化や突然発生する災害などでの体験を洞察することを通して、社会全体が抱える問題やその解決策までをも考えを巡らせ、あなた目線のソーシャル・イノベーションをデザインする事が出来ます。例えば、アイスランドで起こった経済財政危機はアイスランド市民の生活を激変させ、アイスランド市民は其々自らの生活を新たに構築し直す事を余儀なくされましたが、その過程はソーシャル・イノベーションの軌跡とも言えます。
一方私たちも、東日本大震災による未曽有の災禍、東日本大震災後の復旧・復興、地域再生・活性化、少子高齢化、エネルギー問題など、たくさんの社会的な課題に直面しています。今回のワークショップ(WS)では、 WS参加者一人一人が自らに起こりうる突発的で非連続な出来事としての危機(リスク)へのつき合い方を考えるために、アイスランドの経済財政危機と東日本大震災をテーマとしたエスノグラフィックリサーチ*の成果を紹介します。その調査成果の洞察を通して発見・着想したあなたの身近なリスクに対して、つき合い方や克服の仕方のアイデアを実際に考えてもらいます。このプロセスで学ぶ経験や手法、アイデアは、参加者個人にとってのみならず、日本で起こった未曽有の災禍や今後直面する種々の社会課題の克服に役立つに違いありません。未曾有の震災を経て、私たちが体験し、感じてきたことを、今一度見つめ直し、ソーシャル・イノベーションのきっかけを探してみませんか?
*人や社会を対象とした観察やインタビューなどの定性調査
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講師紹介
■田村大氏:東京大学i.school ディクレクター、博報堂イノベーション・ラボ上席研究員
社会科学、認知科学を背景に、人間中心のイノベーション・プ ロセスの研究教育に取り組む。また、2000年代前半より「ビジネス・エスノグラフィ」の体系化に着手し、数々の企業コンサルティングを手がけた。共著に 「センサネットワーク技術―ユビキタス情報環境の構築に向けて」(東京電機大出版局)等。
■横田幸信氏:i.school アシスタント・ディレクター、i.lab /創業者兼CEO、Motivation Maker/MD i.school発の教育系NPO Motivation Maker マネージングディレクター(共同代表)
イノベーションの実践活動と科学・工学的観点からのコンサルティング事業及び研究活動を行っている。(株)野村総 合研究所にて主にマーケティング戦略やブランド戦略などをテーマとした経営コンサルティング業務に3年間携わり、東京大学先端科学技術研究センター技術補 佐員、東大院工学系研究科博士課程中退を経て現職。
■遠藤友里恵氏:i.school TA、i.school 2011修了生、東大M1、都市計画専攻。 ミュンヘン工科大学留学中、Motivation Make MD
■沼田逸平氏:i.school TA、東大B2、文化人類学専攻。最近博報堂イノラボ予算 でアイスランドにフィールド調査に同行、Motivation Make MD