TOPカテゴリーなし【聴講生募集!】新興国アントレプレナーシップー途上国の課題解決をデザインする試みー

【聴講生募集!】新興国アントレプレナーシップー途上国の課題解決をデザインする試みー

QREC科目:新興国アントレプレナーシップ キックオフセミナー開催案内

 この度QRECは、新規科目として、「新興国アントレプレナーシップ」を開講します。

 世界には、水、医療、農工具等、最低限の生活必需品にアクセスできず貧困に苦しむ人が大勢存在しますが、このような国・地域(Base of Pyramid : 通称BOP)でのニーズは、先進国で使われる製品やサービスと異なっています。すなわちBOPでは、先進国の技術をそのまま適用するのでなく、BOPのニーズをよく把握して製品設計やサービスに生かすことが重要です。

 この授業では、BOPの課題解決をテーマとして、デザインシンキングの手法を用いて、現場の状況把握から最終的な製品・サービス開発までのプロセスを実体験し、課題発見から新たなアイデア創出、そして問題解決にいたる手法とチャレンジ精神を学びます。

 このキックオフセミナーとして、6月29日(土)、30日(日)、7月14日(日)にセミナー、ワークショップを行います。

九州大学 ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター

 センター長  谷川 徹

1. 日  時:

  (1日目) 平成25年6月29日(土)13:00~18:30、懇親会:18:45~20:00

  (2日目) 平成25年6月30日(日)10:00~17:00

  (3日目) 平成25年7月14日(日)9:00~18:00

 

2. 場  所:九州大学箱崎キャンパス産学連携棟Ⅰ(旧VBL棟) 2F シリコンバレールーム

        福岡市東区箱崎6-10-1 下記URL地図の⑱番

       http://www.kyushu-u.ac.jp/map/campusmap/hakozaki/hakozaki.html

 

3. 次  第:

<第1回:6月29日(土)13:00-18:30、懇親会:18:45~20:00>

13:00-13:15 挨拶並びにプログラム趣旨、概要説明

        谷川 徹(科目担当教授、九州大学産学連携センター教授/QREC長)

13:15-14:30 講演:「途上国における適正技術・サービスの必要性と私たちの取り組みのありかた(仮題)-See-D Contestを例にして-」

           遠藤 謙氏 See-D Contest代表

14:30-15:45 講演:「途上国問題と日本、先進国の対応の現状と課題(仮題)」

           香川顕夫氏 九州大学特任教授 (JICAより出向中) 

     -休憩-

16:00-17:15 講演:「BOPビジネスの現状と本質について -大学の現場からー」

           大杉卓三氏 九州大学日本エジプト科学技術連携センター学術研究員

17:15-18:30 パネルディスカッション

        パネラー    遠藤 謙氏、香川 顕夫氏、大杉 卓三氏

        モデレーター 谷川 徹

     -閉会-

18:45-20:00 交流会

<第2回:6月30日(日)10:00~17:00>

10:00~17:00 ワークショップ(途中、昼食、休憩有り)

       - オリエンテーション

       - チームビルディング

       - デザイン思考学習(観察、インタビューからブレインストーミング、プロトタイプ作り、ビジネスモデル、発表まで)

       - ビジネスデザイン手法基礎学習

        講師:谷川 徹(科目担当教授、九州大学産学連携センター教授/QREC長)

           遠藤 謙氏 See-D Contest代表、他メンバー1名

<第3回:7月14日(日)9:00~17:00>

 9:00~10:00  講演:「バングラデシュにおけるソーシャルビジネスの実際(仮題)

            アシル・アハメド氏 九州大学高等研究院 准教授

 10:00~17:00 ワークショップ:社会的課題解決法提案の為のワークショップ(途中、昼食、休憩有り)

 

6月30日(日)に学んだ手法を活用して、実際に社会的課題解決法を考え出すプロセスを体験します。具体的な課題は後日決定します。

    講師:谷川 徹(科目担当教授、九州大学産学連携センター教授/QREC長)

       遠藤 謙氏 See-D Contest代表、他メンバー1名

 

4. 定    員:30名

(内:本科目受講生20名の他、聴講生として10名まで受け入れる。ただし、6月30日(日)、7月14日(日)の2日間のワークショップへの参加が必須です。)

 

5. 申し込み方法:

聴講参加ご希望の方は、氏名、学部(府)・学年、学籍番号、連絡先(PCメールアドレス、携帯番号)、懇親会参加希望有無を記入し、QREC事務室(support@qrec.kyushu-u.ac.jp)までメールしてください。受講生の登録は、必要ありません。

 ※申込期限:6月29日(土) AM 11:00迄

 

6. 問合せ先: 九州大学ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター(QREC) 山田

  (Email) support@qrec.kyushu-u.ac.jp

  (Tel)  092-642-4013

  (Fax) 092-642-4015

 

7. その他:6月29日終了後に、交流会を予定しています。場所は、当日ご連絡します。

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(講師紹介)

遠藤 謙 氏

See-D代表/D-Leg代表/MIT D-lab講師

 2001 年慶應義塾大学機械工学科卒業。2003年同大学大学院総合デザイン工学専攻修了。2005年より、マサチューセッツ工科大学メディアラボバイオメカニク スグループにて博士課程の学生として、人間の身体能力の解析や下腿義足の開発に従事。2012年博士取得。一方、マサチューセッツ工科大学D-labにて 講師を勤め、途上国向けの義肢装具に関する講義、Developing Wolrd Prostheticsを担当。

 現在、ソニーコンピュータサイエンス研究所アソシエイトリサーチャー。ロボット技術を用いた身体能力の拡張に関する研究に 携わる。また、途上国向けものづくりビジネスコンテストを主催するSee-Dの代表、および、途上国向けの義肢装具の開発、普及を目的としたD-Legの代 表も務める。2012年、MITが出版する科学雑誌Technology Reviewが選ぶ35才以下のイノベータ35人(TR35)に選出された。