QRECコア教員の紹介
高田 仁(たかた めぐみ)
九州大学 ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター センター長
九州大学 経済学研究院 産業マネジメント部門 教授
○ 経歴
九州大学大学院経済学研究院産業マネジメント専攻(ビジネス・スクール)教授。九州大学卒後大手メーカー勤務。九州大学大学院工学研究科で修士課程を修了の後、コンサルタント、技術移転機関(現東大TLO)の取締役副社長兼COOを経て現職。2003年から2010年まで九州大学知的財産本部技術移転グループリーダー兼務。2005年から2010年まで総長特別補佐。2009年、米国MIT(マサチューセッツ工科大学)客員研究員。帰国後、QRECの設立に参画し、2010年より同センター兼務。2015年から2016年までビジネス・スクール専攻長。2018年より総長補佐。2020年より副理事(産学官連携、アントレプレナーシップ教育担当)。RTTP(Registered Technology Transfer Professional)。
○ 学生へのメッセージ
アントレプレナーシップとは、現状維持に対する挑戦です。日々を漫然と過ごすと風景は昨日と同じですが、心を研ぎ澄まして注意深く見ると機会に溢れているのです。皆さんが、QRECでの学習や各種活動を通じ、機会を見出し獲得するための知識や実行力を身につけ、充実した人生を自ら切り拓いていくことを期待しています。
○ 担当科目(2023年度)
ビジネスにおける競争優位性(特論)
起業価値評価(特論)
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五十嵐 伸吾(いがらし しんご)
九州大学 ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター副センター長
学術研究・産学官連携本部 知財・ベンチャー創出グループ 教授
○ 経歴
1983年小樽商科大学卒、2005年筑波大学大学院ビジネス科学研究科修士課程修了(MBA)。UFJ銀行(現三菱東京UFJ銀行)を経て、2005年九州大学着任。銀行在籍時は、ハイテクスタートアップスの発掘、審査、成長支援に携わり、300社強のスタートアップを支援してきた。大学・大学院のための起業家教育推進ネットワーク・アドバイザリーボード委員(経済産業省)などアントレプレナーシップ教育に造詣が深い。現在、日本ベンチャー学会理事。
○ 学生へのメッセージ
学生時代にどれだけいろいろなこと体験できるかで一生が決まると行っても過言ではありません。失うもののない今こそ様々なことに真摯に挑戦できます。成功よりも失敗から学ぶことは格段に多いはずです。”Take an action, Change the world”を是非、QRECで試してみて下さい。人生は一度しかないから、この一瞬一瞬を充実したものにしていきましょう。
○ 担当科目(2023年度)
アントレプレナーシップ入門(春学期、秋学期)
アイデア・ラボ Ⅰ
Global Seminar(English)
リーンスタートアップ演習(特論)
リーンスタートアップ演習 Ⅰ
リーンスタートアップ演習 Ⅱ
技術系アントレプレナーシップ(特論)
Entrepreneurial Intention
QRECインターンシップ
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平井 康之(ひらい やすゆき)
九州大学大学院 芸術工学研究院 デザインストラテジー専攻 教授
○ 経歴
1983年京都市立芸術大学卒、1991年英国王立芸術大学院大学(Royal College of Art, UK)修士課程修了(MPhil.)。コクヨ株式会社、IDEOを経て、2000年九州大学着任。デザイナーとしてオフィスデザインや商品開発に携わる。ドイツRed Dot賞、グッドデザイン賞、キッズデザイン賞など受賞多数。2003年よりソーシャルイノベーションのアプローチであるインクルーシブデザインをベースに活動を展開、さらにIDEOでの経験からデザイン思考にも取り組んでいる。
○ 学生へのメッセージ
デザインと聞くと、自分とは関係ない、あるいは興味はあるができないと考える人が多いようです。デザイン思考は、デザイナーだけではなく多様なわれわれがともに課題を発見し、解決案を考えることで社会変革を目指すアプローチです。自分が困ったこと、日常生活の中で「何か変だな」という違和感や気づき、それをよく観察し記録しましょう。自分ごとからの発想。それがデザイン思考のはじまりです。
○ 担当科目(2023年度)
デザイン思考演習
リーンスタートアップ演習(特論)
リーンスタートアップ演習 Ⅰ
リーンスタートアップ演習 Ⅱ
グローバルPBLプログラム
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原田 裕一(はらだ ゆういち)
グローバルイノベーションセンター KOINEプロジェクト部門長 教授
○ 経歴
1991年に東京工業大学大学院電子システム専攻にて学位修得後、超電導量子コンピュータの元となる単一電子デバイス研究の提案をスウェーデンのChalmers工科大学に行い、採択されてスウェーデンのヨーテボリ市に移った。そこでの成果から日本電子電話(株)基礎研究所に移り研究を進めるが、おりからのNTTの分割再編により、国際事業部に移り大型M&Aを手がけた。その後、再び研究所に戻り、オックスフォード大学内にバイオナノテクノロジーを研究するNTT欧州研究所を設立することを進め、ロンドンに赴任し研究所を軌道に乗せた。2015年に九州大学産学連携センター(現、グローバルイノベーションセンター)に着任し、新考案のオープンイノベーションKOINEに基づく新規研究プロジェクト立ち上げや優れた研究成果を上げるための研究技術の実践講義を担当する。
○ 学生へのメッセージ
アントレプレナーシップとは、起業することだけが目標ではありません。いかに、充実した社会生活を送ることが出来るかと体得することが、アントレプレナーシップ教育の核心です。私の講義では、英語・日本語にて、いかに研究をうまく進めるかを皆さんと一緒に考えます。また、これからの社会の基礎となるデータサイエンスの初歩についてもお教えいたします。皆さんが、グローバル社会で活躍出来る人になることを期待いたします。
○ 担当科目(2023年度)
Advanced Lecture in Research Skills Development(English)
イノベーション・マネジメント
実践データサイエンス入門
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小城 武彦(おぎ たけひこ)
九州大学 経済学府 産業マネジメント専攻 教授
○ 経歴
1961年東京生れ 祖父の代まで佐賀県に居住。通商産業省(現経済産業省)で社会人人生をスタート。在任中にベンチャー支援政策などを担当。35歳で民間に転じ、ツタヤオンライン代表取締役社長、カルチュア・コンビニエンス・クラブ代表取締役常務、カネボウ代表執行役社長(産業再生機構からの出向)、丸善(現丸善CHIホールディングス)代表取締役社長、日本人材機構代表取締役社長などを歴任。
常に、企業・社会変革の第一線に携わる。
東京大学法学部卒、プリンストン大学大学院ウッドローウィルソンスクール修了(国際関係論専攻)、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了 博士(経済学)
著書 「衰退の法則:日本企業を蝕むサイレントキラーの正体」(東洋経済新報社)
○ 学生へのメッセージ
学生時代に「本当の本気」を出すことの興奮と楽しさを是非味わってください。社会に出てから、その意味が必ず解かります。
○ 担当科目(2023年度)
工業倫理
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金子 晃介(かねこ こうすけ)
学術研究・産学官連携本部 知財・ベンチャー創出グループ 准教授
○ 経歴
2006年に九州大学理学部物理学科を卒業。2008年に九州大学大学院システム情報科学府修士課程終了。2014年に九州大学大学院システム情報科学府より博士号拝受。
大学の学部生の頃にソフトウェア開発サークルを立ち上げる。その後、博士課程在学中に研究室の仲間と共にサークルの活動を事業化し、地域の企業の方々と共に様々なプロダクトを開発する。加えて、地域のエンジニアやクリエイターが共創できる環境構築を目指して、アイディアソンやハッカソンを多数主催する。2014年に九州大学附属図書館付設教材開発センターの助教に就任し、教育工学の研究に従事する。2016年に九州大学サイバーセキュリティセンター富士通スペシャリスト育成研究部門の准教授に就任し、セキュリティ人材の育成や研究に従事する。2021年に現職に就く。
○ 学生へのメッセージ
私達は、社会の変化が激しく将来の見通しが不明確なVUCA(ヴーカ)と呼ばれる時代を生きています。このような時代を生き抜く為に、従来起業家と呼ばれる人達が有していた「失敗を恐れないチャレンジ精神」や「困難を乗り越えていく不撓不屈の精神」や「社会の変化に柔軟に適応できる力」や「新しい価値を生み出す行動力」等の能力が、起業家だけでなく現代社会を生きる私達全員に必要な状況になってきています。QRECのアントレプレナーシップ教育は、単に起業家を育成する教育というだけではなく、「社会を生き抜く力」を養う広義の意味でのアントレプレナーシップ教育が実践されています。是非QRECの講義を通じて、現代社会を生き抜く能力の礎を築いてください。
○ 担当科目(2023年度)
テクノロジー・マーケティング・ゲーム(春学期、秋学期)
キャリアのための自己探求学(春学期、冬学期)
デジタル工作入門
デジタル工作応用(デザイン思考エンジニアリング演習)
企業と創るアイディアソン・ハッカソン演習
Entrepreneurship Bootcamp
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渡邉 由佳(わたなべ ゆか)
九州大学 ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター
○ 経歴
九州大学大学院経済学府産業マネジメント専攻修了(MBA)、台湾師範大学留学。
日本電気株式会社 半導体マーケティング本部、パソナ台湾およびパソナアジア(HK)東京支社 セールス&マーケティング部門、興和不動産株式会社 プロパティマネージメント部門を経て、大学院在学中に夫と共同でITコンサルティングビジネスを立ち上げる。
○ 学生へのメッセージ
アジア地域で4年間、グローバルな技術者・マネジメント人材の獲得競争に携わりました。グローバル化した労働市場で自らの価値を高めるためには、専門性を深めることはもちろん、それらを補うアントレプレナーシップ、リーダーシップ、コミュニケーション力、ビジネスの知識、そして英語等の語学力を身につけることが重要です。九州大学では、専攻内の学びで専門性を深めるとともに、QREC等のプログラムを通じてそれを補う要素を学ぶことができます。学生の皆さんには、こうした機会を積極的に活用してほしいと思っています。
○ 担当科目(2023年度)
アントレプレナーシップ・キャリアデザイン
テクノロジー・マーケティング・ゲーム(夏学期)
Technology Marketing Game (English)
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Nergui Enkhzaya(ねるぐい えんふざや)
九州大学 ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター
○ 経歴
2012年にモンゴル国立大学社会科学部心理学科を卒業。
2014年に台湾義守(I-SHOU)大学経営学研究科国際経営学科(IMBA)終了。
2021年に北海道大学大学院経済学研究院より博士号拝受。
2021年に青森大学総合経営学部の助教。2022年に現職に就く。
○ 学生へのメッセージ
人生は登山に似て、トップへの行き方は人それぞれです。途中で上手くいかないこと、マイナスなことが起きたとしても、いくらでも好機の余地があります。自分を信じて、どんな時でもチャレンジしてみてください。
○ 担当科目(2023年度)
アントレプレナーシップ・組織論基礎
アントレプレナーシップ・戦略論基礎
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