履修モデル
どのようなキャリア・デザインをするか、あるいはその時々、どのようなキャリア・パスを選択するかは皆さん一人ひとりの自由な意思決定に由るものです。
企業に勤務するもの、そうではなく自ら起業するもの等どのような職業、職位に就いたとしても、アントレプレナーシップを持つ人材が求められています。
大切なことは、「アントレプレナーシップを持って考え行動する事」が必要であるということです。
将来のキャリア・パスが明確な学生へ
将来的なキャリア・パスが明確であるならば、その将来展望に沿ったQREC科目があり、一人ひとりの希望によって、履修すべき科目も異なります。学部生~大学院生の期間で、基礎から応用・実践へと体系的に複数の科目を受講することで、より学びが深まります。
キャリア・パスと履修推奨科目
科目名 | 段階 | 企業の新規事業 担当者 | 大学の研究者 (理系) | 社会起業家 | 起業家 | ||||||||
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学部 | 院生 | 学部 | 院生 | 学部 | 院生 | 学部 | 院生 | ||||||
アントレプレナーシップ入門 | 基礎 | ◯ | 受講不可 | ◯ | 受講不可 | ◯ | 受講不可 | ◯ | 受講不可 | ||||
アイデア・ラボI | 基礎 | ◯ | 受講不可 | ◯ | 受講不可 | ◯ | 受講不可 | ◯ | 受講不可 | ||||
アントレプレナーシップ・キャリアデザイン | 基礎 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ||||||||
デジタル工作入門 | 基礎 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ||||||||
キャリアのための自己探求学 | 基礎 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ||||||||
デザイン思考演習 | 基礎 | ◯ | ◯ | ◯ | |||||||||
アントレプレナーシップ・会計/ファイナンス基礎 | 基礎 | ◯ | ◯ | ||||||||||
アントレプレナーシップ・マーケティング基礎 | 基礎 | ◯ | ◯ | ||||||||||
アントレプレナーシップ・戦略論基礎 | 基礎 | ◯ | ◯ | ||||||||||
アントレプレナーシップ・組織論基礎 | 基礎 | ◯ | ◯ | ◯ | |||||||||
企業と創るアイディアソン・ハッカソン演習 | 基礎 | ◯ | ◯ | ||||||||||
実践データサイエンス入門 | 基礎 | ◯ | |||||||||||
アイデア・ラボII | 基礎応用 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ||||||
デジタル工作応用 | 応用 | ◯ | ◯ | ◯ | |||||||||
Entrepreneurial Intention | 応用 | ◯ | ◯ | ||||||||||
テクノロジー・マーケティング・ゲーム | 応用 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ||||
Technology Marketing Game(English) | 応用 | ◯ | ◯ | ◯ | |||||||||
アントレプレナーシップ・マーケティング応用 | 応用 | ◯ | ◯ | ||||||||||
アントレプレナーシップ・組織論応用 | 応用 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ||||||||
イノベーション・マネジメント | 応用 | ◯ | ◯ | ||||||||||
ベンチャー・ファイナンス | 応用 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ||||||||
ニュービジネス・クリエーション | 応用 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ||||||||
Global Seminar(English) | 実践 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ||||
ソーシャル・アントレプレナーシップ ※2024年度非開講 | 実践 | ◯ | ◯ | ◯ | |||||||||
Advanced Lecture in Research Skills Development (English)(実用研究技能特論) | 応用 | 受講不可 | 受講不可 | ◯ | 受講不可 | 受講不可 | |||||||
ビジネスにおける競争優位性(特論) ※2024年度非開講 | 応用 | 受講不可 | ◯ | 受講不可 | ◯ | 受講不可 | 受講不可 | ◯ | |||||
技術系アントレプレナーシップ(特論) | 実践 | 受講不可 | ◯ | 受講不可 | ◯ | 受講不可 | 受講不可 | ||||||
コーポレート・アントレプレナーシップ(特論) | 実践 | 受講不可 | 受講不可 | 受講不可 | 受講不可 | ||||||||
起業価値評価(特論) | 実践 | 受講不可 | 受講不可 | ◯ | 受講不可 | 受講不可 | ◯ | ||||||
新興国アントレプレナーシップ ※2024年度非開講 | 実践 | ◯ | ◯ | ◯ | |||||||||
グローバルPBLプログラム | 実践 | ◯ | ◯ | ◯ | |||||||||
リーンスタートアップ演習 | 実践 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ||||||||
Entrepreneurship Bootcamp | 実践 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ||||||||
QRECインターンシップ | 実践 | ◯ | ◯ |
将来のキャリア・パスが明確ではない学生へ
QREC科目は基礎から応用・実践へと段階的に展開していけるカリキュラム構成となっております。キャリア・パスは明確ではないけれど、何となく疑問に思っていることについて学びたい場合、まずは、ベースとなる基礎編を全般的に履修してみることをおすすめします。
QREC科目の中には、もしかしたら自身が予想もしていなかったような、新しい発見や、新たな未来につながる科目があるかもしれません。履修モデルだけに留まらず、広く積極的にQREC科目を履修することで、一人ひとりのキャリア・パスを自由に描いていくことを期待します。
九州大学に入学してすぐの新入生Aさんの履修モデル
さまざまな学部・学科の学生や社会人と学べるという事で、多様な視点で今後のキャリアを考えるためにQREC科目を受講することにした。まずは「アントレプレナーシップ入門」を受講した。そこで“アントレプレナーシップ”が、今の時代において、とても必要なスキルだと実感した。
この講義を受講することで、実際に、生活の中で解決したいと考えているアイデアを形にしたいと思い「アイデア・バトル2nd」にチャレンジした。
悩んだ時には、メンターからのアドバイスを受けながら、調査を進めアイデアをブラッシュアップすることで、より現実的なプロジェクトととなった。
これまでの活動から、失敗をプラスに転化するため、「アントレプレナーシップを発揮するとはどういうことか?」を「Global Seminar」にて学び、次年度ではアイデア・バトルからのステップアップである「チャレンジ&クリエイション」へチャレンジする目標ができた。
より一層、自らのキャリアの幅を広げるために、各界で活躍している方の講義を受けられる、「アントレプレナーシップ・キャリアデザイン」を受講し、自分の人生を、自分でデザインできるように、引続きQREC科目を受講し、新しい価値を創造できるような人間になりたいと感じた。
新入生Aさんが履修した科目リスト
科目名 | 学期 | 段階 |
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アントレプレナーシップ入門 | 春 | 基礎 |
アイデア・バトル(S.I.P 学生の独創的活動支援) | 後期 | 実践 |
Global Seminar(English) | 前期集中 | 実践 |
アントレプレナーシップ・キャリアデザイン | 秋 | 基礎 |
他に受講した科目:
アントレプレナーシップ・組織論基礎、テクノロジー・マーケティング・ゲーム、アイデア・ラボⅠ、デジタル工作入門、アイデア・ラボⅡ、デザイン思考演習
学生の皆さんが考えているキャリアや進路に即して、どのような科目を履修した方が良いか。すべてに共有して履修すべき科目もありますが、キャリアによって履修するべき科目も異なります。
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- 092-802-6060
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