QRECについて
概 要
ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター(略称QREC)は、米国にて起業家として大成功をおさめた九州大学の卒業生、ロバート・ファン博士 の百周年記念寄付金をきっかけとして、設立された、アントレプレナーシップに関する総合的教育・研究センターです。
QRECは九州大学の全学部・大学院生を対象として社会のあらゆる分野で積極的に新しい価値創造にチャレンジし、自らの夢実現を目指すアントレプレナー育成を目指しています。そして、アジアにおける本格的かつトップクラスのアントレプレナーシップ教育・研究組織を目指しています。
使命
●九州大学の全学学生に対し、先進的なアントレプレナーシップ関連教育を提供することにより、九州大学から自立心、向上心、グローバル意識を有し、積極的に新しい価値創造にチャレンジする、世界に羽ばたくリーダー人材を輩出します。
●ベンチャー起業に限らず、大企業、アカデミア等を含む社会のあらゆる分野で、新たな価値創造に挑戦する人材育成を目指します。
●地域におけるアントレプレナーシップ醸成のハブを確立します。
[育成すべき人材像]
- 自ら機会を発見・創造して、目標と道筋を構想する能力ある人材
- 新たな価値創造に対して積極的に挑戦する人材
- 個人としての自立意識を持つ人材
- 社会や世界を幅広く俯瞰できる知識と能力を持つ人材(T字型人材、グローバル人材)
- 知識を社会で活かす意欲と具体的価値を創造する能力ある人材(MOT人材)
活動内容 ー世界を舞台に活躍するリーダー人材の育成ー
本センターでは、九州大学の全学学生を対象として、先進的で体系的なアントレプレナーシップ教育を行うとともに、同教育に おいて定評のある海外の大学を中心に国内外の大学等との連携を構築し、教育・研究活動を行っていきます。
本センターの主な活動内容は次に挙げる6つです。
(1) 全学学生を対象とした先進的かつ体系的なアントレプレナーシップ関連教育の提供
(2) アントレプレナーシップ研究および効果的な教育法の研究実施
(3) アントレプレナーシップに関する社会・地域連携活動の実施
(4) アントレプレナーシップに関する情報発信、国内外機関等との連携・交流実施
(5) ベンチャービジネスに関する研究開発の支援
(6) インキュベーション施設の運営と管理
これらの取り組みによって、九州大学におけるリーダー人材育成、九州大学の国際化促進とブランド力向上、社会連携(産学連携)機能の強化等の実現を目指しています。
QRECの育成するアントレプレナー像
・ベンチャー起業
・社会起業家
・大企業における新事業実施者
・公的機関における新政策企画・実施者
・イノベイティブな大学研究者
目標
新興国ビジネスや社会的起業等、現代的な課題への対応力養成も含めた、ユニークかつ国際的競争力ある組織として、九州、日本はもちろんんこと、アジアにおける本格的かつトップクラスのアントレプレナーシップ教育・研究組織を目指します。
グローバル:米国やアジアなど、世界の大学や企業等とネットワークを結び国際標準の教育カリキュラムを目指すとともに、国際的な学生交流、教員交流を積極的に進めます。また留学生の積極的な参加を求め、多様性ある環境を提供します。
プラクティカル:座学による講義に留まらず、ケーススタディや現実のアントレプレナーのゲスト講義、具体的なプロジェクトベース教育、双方向のディスカッション等、リアルでインパクトのある講義を行います。また産学連携を活かし、企業との連携講義やインターン等を進めます。
デザイン: 新しい社会的価値実現のためには、問題が何かを探索し発見した問題解決のための構想を立てる(Design)が必要です。またその発想力や能力を高めることは、自らの夢実現にも繋がります。QRECはそのようなデザイン力養成を目指します。
特色
• 学部/大学院一貫の体系的アントレプレナーシップ教育
– 日本で初めて、学部生、大学院生を対象とした一貫的、体系的アントレプレナーシップ教育を提供します。
• アントレプレナーシップ教育、MOT教育等の融合:
– 狭義でなく広義のアントレプレナーシップ教育を目指し、リーダー人材を育成します。
• グローバル性重視:
– 世界主要大学等と連携し、最適・最良のリソースと交流機会を確保します。
– 留学生の積極参加、国際関係学部(構想)との連携等による国際的な教育実施します。
• 分野融合・多様性確保:
– 工学研究院、システム情報科学研究院、農学研究院、芸術工学研究院、21世紀プログラム等、学内部局と相互連携した教育を企画・実施します。
– 部局横断的なプロジェクト企画や多様なバックグラウンドの学生融合を図ります。
• プラクティカル、産学連携:
– 国際的学生ネットワーク参加を慫慂、また双方向・参加型の教育を目指します。
– 具体的なプロジェクトを用い、リアルな体験型教育を目指します。
– 産業界と積極的に連携し、人材や教育の場の提供を求め実践的教育を目指します。
• 現代ニーズ対応:
– 新興国ビジネス、社会的起業等、現代の多様かつ新たな動きに対応します。