九州大学 ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センターRobert T.Huang Entrepreneurship Center of Kyushu University

センター長からのご挨拶センター長からのご挨拶

センター長からのご挨拶

学生たちは、今はまだ存在しない職業にいずれ就く可能性も視野に入れながら学ぶことが必要です。

近年、アントレプレナーシップ教育に対する社会からの期待はますます高まっています。私達の日常生活を取り巻く外部環境がダイナミックに変化し、未来を予測することが困難な状況では、個人や組織は、自らの活動目的や領域を再定義して、過去の経験に囚われずに思考し行動することが強く要求されます。学生たちは、今はまだ存在しない職業にいずれ就く可能性も視野に入れながら学ぶことが必要です。

パーソナル・コンピューターの父といわれるアラン・ケイが残した言葉、”The best way to predict the future is to invent it.(未来を予測する最善の方法は、未来を自ら作り出すことだ)“が象徴するように、これからの社会では、自らの仕事や人生そのものを、個々人が主体的に創造する力がますます高く求められます。

アントレプレナーシップ教育は、機会発見とチームによる試行錯誤を含む価値創造の方法、いわば”未来の創り方“を学ぶ機会を豊富に提供します。QRECでは、毎年30科目を超える科目を全学に対して提供するとともに、SIP(Student Initiative Program)と称する学生の自主活動を支援する多様なプログラムを展開してきました。今後は、学内/外との連携をさらに強化し、九州大学が豊富に有する科学技術分野の研究成果を活かしてイノベーションを創出するスタートアップ輩出の土壌づくりにも力を入れていく所存です。

今後とも、QRECの活動に高く関心を持って頂き、“未来を創る”というエキサイティングな道のりを皆様と共に歩んでいきたいと考えています。

                  ロバート・ファン/アントレプレナーシップ・センター/センター長

                               高田 仁 (Megumi Takata)